引っかき硬度試験機(荷重針法)

商品コード
072
カテゴリー
塗膜の機械的性質 ・引っかき硬度試験 ・硬度試験

商品説明

この試験機は半球状の先端をもつ針で引っかくことによる塗膜の貫通に対する抵抗性を測定します。スクラッチテスターとも呼ばれています。試験板に対して垂直に引っかき針(直径1mmの半球状)がセットされており、30~40mm/sの速度で試験板固定台が横移動します。針と金属素地が通電することにより、塗膜がいつ貫通したかを示します。ディスプレイ画面では、測定時にリアルタイムでグラフが表示され、貫通時にはブザー音がなります。試験結果は、ディスプレイ画面で「OK」または「NG」と表示されます。付属のおもりを針の上にセットし、異なる荷重で測定が可能です。塗膜の貫通で評価ができるためより正確に再現性のある硬度管理が行えます。鉛筆硬度試験では評価しずらいクリアコートなどにも有効な試験方法です。操作は全てタッチパネルでおこなえますので感覚的に操作できます。

試験内容

針に汚れがないことを確認します。試験板を試験板固定台に取り付け、規定された負荷をかけるために、針の上の台に付属のおもりを置きます。タッチパネル画面の「Test」を押して作動させ、塗膜に引っかききずを付けます。試験中に針と試験板とが通電しているかどうかをディスプレイ画面のグラフとブザーで確認できます。タッチパネス画面の「Return」を押し、試験前の状態に戻し試験板を取り外します。試験の評価方法は2つあります。単一の規定負荷(合否試験)の場合には、塗膜が規定された範囲まで貫通しているかどうか引っかききずを調べます。貫通をおこさせる最小負荷を測定する場合には、試験板の異なる部位を用い、塗膜に貫通が生じると予想されるより小さな負荷から始めて、塗膜を貫通するまで針の負荷を徐々に増加させていき、塗膜を貫通する最小負荷を記録します。

参考規格

  • JIS-K5600-5-5
    引っかき硬度(荷重針法)
  • ISO1518
  • ASTM D5178,ASTM D2197

内容

  • 引っかき硬度試験機(荷重針法)本体 50Hz専用もしくは60Hz専用
    ・先端針1個
    ・タッチペン1本・おもり(1000g×1個・500g×1個・200g×1個・100g×2個・50g×2個)

大きさ
約H380×W480×D340mm
重さ
約16kg
デモモデル
yes

仕様説明動画

hikkaki_intro_fig
  • 【 主な仕様 】
  • 操作:タッチパネル操作機能・ガイドオペレーション
  • テストパネルサイズ:100×150×2mm
  • 引っかき速度:30-40mm/s
  • 移動距離:65mm
  • 寸法:約H380×W480×D340mm
  • 重量:約16㎏
  • 対応規格:JIS-K5600-5-5・ISO1518・ASTM D5178・ASTM D2197

  • 【 本試験についての注意事項 】
  • 1.本試験は導電性の顔料を含む塗料又は素地が金属でないもの、もしくは導電性のない中間層への貫通が求められる場合にはお使い頂けません。
  • 2.結果の精度は、膜厚の均一性に強く依存します。正確な試験を行うには、自動アプリケーター、各種アプリケーター、バーコーターを使って均一な膜厚で
  •   試験片をご用意ください。
  • 3.はけ塗りの場合は、はけ目の方向は、試験板の引っかき方向と同じにして下さい。しかし、はけ塗りの場合には精度が不良になることがしばしばあります。

引っかき硬度試験機(荷重針法)ラインナップ

商品名 商品コード 内容 価格
引っかき硬度試験機(荷重針法)
50Hz専用
072-1 引っかき硬度試験機(荷重針法)本体 50Hz専用タイプ・
先端針1個・おもり(1000g×1個・500g×1個・200g×1個・100g×2個・50g×2個)・
タッチペン1本
460,000円(税込506,000円)
引っかき硬度試験機(荷重針法)
60Hz専用
072-2 引っかき硬度試験機(荷重針法)本体 60Hz専用タイプ・
先端針1個・おもり(1000g×1個・500g×1個・200g×1個・100g×2個・50g×2個)・
タッチペン1本
460,000円(税込506,000円)
先端針 072-3 先端針(タングステンカーバイト製 直径1mm半球状)×1個
※1 機器には50Hz専用と60Hz専用がございますので、予め使用する地域の電源周波数をご確認のうえご選定下さい。
※2 価格は予告無く変更する場合がございますのでご了承下さい。

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